なぜセラミックブレードが増えているのか？

近年純正でセラミックブレードを採用している市販のバリカンが

増えているのはご存じでしょうか？

バリカン本体の性能は別としてセラミックブレードを採用することで

得られるメリットを今回はご紹介します。

耐熱性

市販のバリカンを使ってカットを行うと絶対に避けられないのが刃先の発熱です。

特にスキンフェードを練習している最中は慣れるまで作業時間が長くなることが殆どで、
自分も最初の頃は発熱したら自然放熱させて少し冷ましてから使用するなどしていました。

それでも、一度熱を持った金属の刃はなかなか簡単には熱が抜けず途中から切れが悪くなったり
静刃(動かないほうの刃)を肌に当てたとき熱いと感じることが多かったです。

セラミック刃に変えてからは熱の持ちがかなり遅く、同時に冷却スプレーを使用することにより
潤滑と冷却が同時に行えるようになったため作業スピードがかなり短縮されました。

金属は潤滑油切れを起こすと金属表面が荒れてしまい摺動不良を起こしやすい為、
短期間でスプレーでの潤滑や冷却が必要なパターンが多く、カット力も落ちてしまいます。

一方でセラミック刃の場合は高密度、高強度のため、金属刃に比べ
潤滑油切れを起こすスピードが少し遅く感じます。

実際にセルフカットを行う際に冷却と潤滑のペースが遅いのはセラミック刃でした。

標準的な金属の刃と比べてセラミックブレードのほうが静かになったと思います。

フェードカットだけではなくお子さんの髪をカットする際などでも静音性が高いほうが
子供が怖がったりする確率もぐんと減るのでお勧めです。

様々な面でメリットが多く、金額もそこまで高くないので
セラミックブレードは自信をもってお勧めできます。

安いものなら千円以下から販売されているので機会があれば一度試してみてください。